サロモン トレイルシューズの選び方|違いを比較解説【2026年版】
サロモン(Salomon)はフランス発のアウトドアブランドで、悪路グリップに強いトレイルランニングシューズが人気です。SPEEDCROSS・SENSE RIDE・XA PRO 3D GTX・AERO FLOW GRVL GTX・ULTRA GLIDEの違いを比較し、初心者向けの選び方を分かりやすく解説します。
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「山を走ってみたいけれど、サロモンのシューズはモデルが多くてどれを選べばいいか分からない」——そんな悩みを抱えている方は少なくありません。サロモン(Salomon)はフランス発のアウトドアブランドで、山岳地帯での豊富な開発経験を背景に、悪路でのグリップ力に定評のあるトレイルランニングシューズを展開しています。この記事では、サロモンというブランドの成り立ちと、代表的なラインナップであるSPEEDCROSS・SENSE RIDE・XA PRO 3D GORE-TEX・AERO FLOW GRVL GTX・ULTRA GLIDEの違いを解説し、失敗しないシューズの選び方を紹介します。
この記事でわかること: サロモンの成り立ちとブランドの強み/SPEEDCROSS・SENSE RIDE・XA PRO 3D GORE-TEX・AERO FLOW GRVL GTX・ULTRA GLIDEの路面別の違い/自分に合うオフロードシューズの選び方の基準
サロモンというブランドの成り立ち
サロモンは1947年にフランスのアルプス山麓、アヌシー近郊で創業したスキー用品メーカーを起源とするブランドです。ビンディングやスキーブーツの開発で培った登山・雪山フィールドへの知見を活かし、その後トレイルランニングシューズやアウトドアウェアの領域へと事業を拡大しました。現在はアメリカンスポーツ用品大手の傘下で展開されていますが、開発拠点はアルプスの麓に残されており、実際の山岳地形でテストを重ねる製品づくりがサロモンというブランドの強みになっています。
悪路でのグリップ力と足へのホールド感を重視した設計思想は、創業以来のスキー・登山ギア開発の延長線上にあるものです。トレイルランニングという競技自体が比較的新しいジャンルであるのに対し、サロモンは山岳フィールドでの製品開発の歴史が長く、その経験値がラインナップ全体の完成度に反映されています。
| 年代 | できごと |
|---|---|
| 1947年 | フランス・アヌシー近郊でスキー用品メーカーとして創業 |
| 1990年代 | 登山・トレッキング向けフットウェアの開発に本格参入 |
| 2000年代以降 | トレイルランニングシューズのラインナップを拡充し、悪路グリップに強みを持つブランドとして定着 |
こうした歴史的な背景があるため、サロモンのシューズは単なる「ランニング用品」というより、山岳フィールドで使うための道具として設計されている点が他ブランドとの大きな違いになります。
プロネーション(着地時の足の内側への倒れ込み方)はあくまで目安であり、正確な判定はシューズ店の計測や専門家による確認が必要です。トレイルシューズ選びでは路面状況との相性も同じくらい重要な判断材料になります。
サロモンのラインナップ: 5モデルの違いを比較
サロモンのトレイルランニングシューズは数多くありますが、まず押さえておきたいのがSPEEDCROSSシリーズ・SENSE RIDEシリーズ・XA PRO 3D GORE-TEX・AERO FLOW GRVL GTX・ULTRA GLIDEシリーズの5つです。それぞれ得意とする路面や走行距離が異なります。
| シリーズ | 得意な路面 | 特徴 |
|---|---|---|
| SPEEDCROSS | ぬかるみ・岩場などの不整地 | 深溝ラグアウトソールによる圧倒的なグリップ力 |
| SENSE RIDE | 林道〜ロード寄りの混合コース | クッション性とグリップのバランスが良いオールラウンド設計 |
| XA PRO 3D GORE-TEX | タフな不整地〜岩場混じりのトレイル | 3D Advanced Chassisによる安定したライド感が持ち味の定番モデル |
| AERO FLOW GRVL GTX | アスファルト〜砂利道・軽めのトレイル | optiFORMミッドソールとQuicklaceで舗装路とグラベルを跨ぐハイブリッド設計 |
| ULTRA GLIDE | ロングトレイル・ウルトラマラソン | 厚めのミッドソールで長時間走行の疲労を軽減 |
SPEEDCROSS — 悪路グリップ重視の定番モデル
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[サロモン] トレイルランニングシューズ SPEEDCROSS 5 GORE-TEX
防水透湿素材GORE-TEXを採用したトレイルランニングの定番モデル。雨天時や渡渉のある山道でも足元をしっかり守ってくれる頼れる存在の一足。
- GORE-TEXを採用しているため雨天時も靴内部への浸水をしっかり防いでくれる
- 深溝のラグアウトソールを備えており悪路でも安定したグリップ力を発揮する
- クイックレースシステムを搭載しておりシューズの着脱がスムーズに行える
- 多くのトレイルランナーから長年にわたり支持されている定番のモデル
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¥20,900
¥20,900(4174件)というレビュー数からも分かるとおり、SPEEDCROSSはサロモンの中でも特に長年支持されてきた定番モデルです。深溝のラグアウトソールを備えており、ぬかるみや岩場といった不整地でも安定したグリップ力を発揮します。GORE-TEXを採用したモデルであれば雨天時や渡渉のある山道でも足元をしっかり守ってくれるため、天候が変わりやすい山岳フィールドを走るランナーに向いています。一方で深いラグは舗装路では路面との接地感が独特になりやすく、ロード中心の練習には不向きです。
SENSE RIDE — オールラウンドに使えるバランス型
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[サロモン] トレイルランニングシューズ SENSE RIDE 5
クッション性とグリップ力を両立させたオールラウンドトレイルシューズ。ロング走から林道でのジョグまでこなせる万能なモデルとして根強い人気が高い。
- 程よいクッション性を備えているため長時間のトレイルランでも快適に走れる
- オールテレインコンタグリップを採用しており様々な路面状況に対応できる
- アッパーの通気性が高く、長時間の走行でも蒸れにくい構造になっている
- 初心者から上級者まで幅広く使えるオールラウンドなトレイルモデル
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¥18,700
SENSE RIDEは¥18,700という価格帯で、程よいクッション性とオールテレインコンタグリップを両立させたオールラウンドモデルです。林道でのジョグからロング走まで幅広くこなせる懐の深さが特徴で、初心者から上級者まで最初の1足として選びやすいモデルといえます。アッパーの通気性も高く、長時間の走行でも蒸れにくい構造になっているため、SPEEDCROSSほど路面を選ばずに使いたい人に向いています。
XA PRO 3D GORE-TEX — 安定感重視の定番トレイルモデル
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[サロモン] トレイルランニングシューズ XA PRO 3D GORE-TEX メンズ
3D Advanced Chassisで安定したライド感を実現する定番トレイルモデル。GORE-TEX採用で悪天候のトレイルでも足を保護してくれる一足。
- 3D Advanced Chassisによりタフなトレイルでも安定したライド感を提供
- Premium Wet Tractionグリップにより濡れた路面でも攻めの走りが可能
- GORE-TEXファブリックとトゥキャップ補強で足をしっかり保護する設計
- サロモンのトレイルシューズの中でも定番として長年支持される一足
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¥15,677
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¥23,100
XA PRO 3D GORE-TEXは¥15,677前後という価格帯で、サロモンのトレイルシューズの中でも定番として長年支持されてきたモデルです。3D Advanced Chassisと呼ばれる立体構造のシャーシがタフなトレイルでも足元をぶれにくくし、安定したライド感を実現しています。Premium Wet Tractionグリップにより濡れた路面でも攻めの走りがしやすく、GORE-TEXファブリックとトゥキャップ補強で悪天候のトレイルでも足をしっかり保護してくれる点が特徴です。SPEEDCROSSほど深溝ではないため、不整地から林道まで幅広い路面を安定志向で走りたいランナーに向いています。
AERO FLOW GRVL GTX — ロードとグラベルを跨ぐハイブリッドモデル
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[サロモン] トレイルランニングシューズ AERO FLOW GRVL GTX メンズ
アスファルトから砂利道・トレイルまで対応するグラベル系ハイブリッドモデル。GORE-TEXを採用し、ドライな履き心地を維持できる一足である。
- optiFORMミッドソールにより快適な履き心地と反発性を両立している設計
- Quicklaceシステムでスムーズな足運びと簡単な締め付け調整が可能
- アスファルトから砂利道・トレイルまで多様な地形に適応するアウトソール
- GORE-TEXメンブレン採用によりドライな履き心地を維持できるモデル
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¥14,285
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¥16,500
AERO FLOW GRVL GTXは¥14,285前後で、アスファルトから砂利道・軽めのトレイルまで対応するグラベル系ハイブリッドモデルです。optiFORMミッドソールが快適な履き心地と反発性を両立させ、Quicklaceシステムでスムーズな足運びと簡単な締め付け調整ができます。GORE-TEXメンブレンを採用しているためドライな履き心地を維持しやすく、通勤や街中のジョグからそのまま砂利道・トレイル入り口まで足を延ばしたいランナーに向いているモデルです。
ULTRA GLIDE — ロングトレイル向けの厚底モデル
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[サロモン] ULTRA GLIDE 3 L47522100 トレイルランニングシューズ
厚底クッションでロングトレイルを快適にこなすウルトラ系モデル。反発性の高いミッドソールにより、長時間走行での疲労をしっかりと軽減してくれる。
- 厚めのミッドソールを採用しており長距離トレイルでの衝撃をしっかり緩和する
- 反発性の高いフォームの採用によりロングランでも快適な走りを維持できる
- ウルトラマラソンを想定した耐久性の高いアウトソールを搭載している
- ロードとトレイルの中間のような走り心地も楽しめる懐の深いモデル
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¥17,022
ULTRA GLIDEは厚めのミッドソールを採用しており、長距離トレイルでの着地衝撃をしっかりと緩和してくれる設計です。反発性の高いフォームによって、ウルトラマラソンのような長時間走行でも快適な走りを維持しやすく、ロードとトレイルの中間のような走り心地も楽しめる懐の深さがあります。厚底モデルという性質上、「厚ければ厚いほど良い」というわけではなく、安定感とのバランスを踏まえたうえで選ぶことが大切です。
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路面状況や走行距離に合わせて、気になるモデルの価格・レビューをチェックしてみましょう。
※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。
サロモンのトレイルシューズの選び方
サロモンのラインナップは路面状況や走行距離によって適したモデルが変わるため、次の基準で絞り込むと選びやすくなります。
いきなり全てのモデルを比較すると迷いやすいため、まずは自分が最も走る頻度の高いフィールドを1つ思い浮かべることから始めるのがおすすめです。
1. 走るフィールドの路面状況
ぬかるみや岩場が多い本格的な不整地を走るならSPEEDCROSS、林道からロード寄りのコースまで幅広く使いたいならSENSE RIDEが基準になります。舗装路メインの練習が多い場合は、深溝ラグのSPEEDCROSSよりもグリップが穏やかなモデルの方が接地感は安定します。
2. 走行距離とクッション性のバランス
短時間のトレイルジョグが中心ならSENSE RIDE程度のクッション性で十分ですが、ウルトラマラソンのような長時間走行を想定するならULTRA GLIDEのような厚底モデルの方が疲労を抑えやすくなります。「500kmで買い替え」といった走行距離の目安はあくまで参考値であり、体重や走り方、路面状況によって実際の寿命は変わる点も踏まえておきましょう。
3. 足幅とサイズ感
サロモンは細身のフィット感を採用しているモデルが多く、ワイズ(足幅)の実寸はブランドごとに異なります。足幅にゆとりが欲しい方は、幅広対応のモデルを中心にまとめたランニングシューズの幅広おすすめ7選も参考にしてみてください。
サロモンのサイズ感は普段のスニーカーサイズよりハーフサイズ大きめを選ぶ人が多い傾向にあります。通販で購入する場合は事前にサイズ感のレビューを確認するか、実店舗での試着をおすすめします。
体重や走力に応じた選び方の考え方
トレイルランニングでは路面状況に加えて、体重による着地衝撃の違いもシューズ選びの重要な基準になります。体重が重めのランナーはクッション性の高いモデルを優先すると膝や足への負担を抑えやすく、逆に体重が軽めのランナーは反発性を重視した選択肢も検討しやすくなります。
| 体重の目安 | 選び方の考え方 | 相性が良いシリーズ |
|---|---|---|
| 軽め(〜60kg程度) | 反発性・軽さを重視しやすい | SENSE RIDE・AERO FLOW GRVL GTX |
| 標準(60〜75kg程度) | クッション性とグリップのバランスを重視 | SENSE RIDE・SPEEDCROSS・XA PRO 3D GORE-TEX |
| 重め(75kg〜) | 着地衝撃の緩和を優先 | ULTRA GLIDE・XA PRO 3D GORE-TEX |
上記はあくまで目安であり、実際の走り方やフォーム、走行距離によっても最適なクッション性は変わります。ロードシューズでの体重別の考え方は体重に応じたランニングシューズの選び方ガイドで詳しく解説しているので、こちらのシューズ選びの参考にも活用できます。
サロモンはどんな人におすすめか
山岳地帯や不整地を走る機会が多く、悪路でのグリップ力を重視したいランナーに特に向いているブランドです。具体的には次のようなランナーと相性が良い傾向があります。
- 本格的なトレイルレースへの参加を検討している方
- 雨天時や渡渉のある山道を走る機会が多い方
- 林道からロード寄りのコースまでオールラウンドに使える1足を探している方
- ウルトラマラソンのような長時間走行を見据えてクッション性を重視したい方
- タフな不整地を安定感重視で走りたく、定番モデルを選びたい方
- 通勤や街中のジョグからそのまま砂利道・トレイル入り口まで足を延ばしたい方
- 街中のランニングだけでなく、休日に登山やハイキングも楽しみたい方
一方で、舗装路でのタイムトライアルやスピード練習が中心のランナーにとっては、深溝ラグや厚めのミッドソールがオーバースペックになる場合もあります。普段の練習環境と目的を照らし合わせたうえで導入を検討すると、期待どおりの履き心地に出会いやすくなります。
購入前に知っておきたい注意点
サロモンのトレイルシューズは路面状況によって適したモデルが大きく変わるため、自分が走るフィールドをイメージしたうえで選ぶことが失敗を防ぐポイントです。また、SPEEDCROSSのような深溝ラグのモデルを舗装路中心で使うと、想定より早くラグが摩耗する場合があります。走る頻度や路面の割合に応じてモデルを使い分けることも検討してみてください。
複数のシューズを併用する「ローテーション運用」も選択肢のひとつです。例えば平日はロード寄りの練習用シューズ、週末の山道ではサロモンのトレイルモデルというように使い分けることで、それぞれのシューズの摩耗を抑えつつ、路面に合った走り心地を維持しやすくなります。
本記事の内容は目安であり、正確な足の状態やサイズ判定はシューズ専門店での計測をおすすめします。足に痛みや違和感がある場合は自己判断で走り続けず、医療機関を受診してください。
まとめ
サロモンはフランス発のアウトドアブランドとして培ってきた山岳フィールドでの開発経験を武器に、悪路でのグリップ力に強みを持つトレイルランニングシューズを展開しています。不整地の走破性を重視するならSPEEDCROSS、バランス重視のオールラウンドモデルを探すならSENSE RIDE、タフな不整地を安定感重視で走りたいならXA PRO 3D GORE-TEX、舗装路と砂利道・軽いトレイルを跨いで使いたいならAERO FLOW GRVL GTX、ロングトレイルでのクッション性を求めるならULTRA GLIDEというように、走るフィールドと距離に合わせて選ぶことが失敗しない近道になります。
まずは自分がよく走るコースの路面状況を思い浮かべながら、候補となるモデルを絞り込んでみてください。可能であれば実店舗で試着し、ワイズ(足幅)やホールド感の相性を確かめたうえで購入を決めると、より満足度の高い1足に出会えるはずです。
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